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10人のONESTAR SEASONⅡ ~TEN PERSON'S ONESTAR~ VOL.1 MR.BROTHERS CUT CLUB 代表 西森 友弥さん

2022/11/05

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Schott(ショット)の代名詞である「ONESTAR RIDERS (ワンスター ライダース)」が誕生してから約半世紀が過ぎた現在、いまだに色褪せることなくライダースジャケットの定番として常にそこにあるマスターピース。そんなアイコンジャケットを、いま活躍しているONESTAR MAN & WOMANに着用してもらい、各々のライフスタイルを背景としたスペシャルインタビューを敢行した。

シーズンⅡ、第1回目のゲストは、日本のメンズカット界を代表するバーバー「MR.BROTHERS CUT CLUB」代表の「西森 友弥」さん。
日本のみならずメンズバーバーの本場であるアメリカにも出店するなど、古き良きアメリカンバーバーカルチャーを発信し続ける「西森 友弥」がONESTAR RIDERSを身に纏い、インタビューに応じてくれた。


2.jpg-どんなシーンでレザージャケットを着用しますか?
そこまで意識して着ようとは思っていないのですが、アメ車に乗るときとかに着ますね。イメージももちろんあるけど、アメリカのブランドだからアメ車に合わないわけがない。仕事中は着ませんよ、動きやすいジャケットではないですからね(笑)。カルチャーとしてコーディネートするっていうよりも、意識せず着ることが多くなりました。昔はそれこそライダースを着るって、ちょっとだけ気合入れて着たりしてたかもだけど、今はファッションとして一つのアウターという扱いになっていますね


3.jpg-アメリカに関してのエピソードがあれば教えてください。
最近の話なのですが、仕事でLAに行きまして、途中でNYに行く用事があったので移動したんですね。NYでの用事が済んだのでLAに戻るためにレンタカーでJFK空港に向かったんですけど、途中で一緒に動いていた知人をNEW ARK空港(NA空港)で降ろしたんです。で、NA空港からJFK空港に向かう途中に気づいたんですけど、NA空港で降ろした知人が、僕たちが乗っているレンタカーのキーを持っていたんです。

最近の車ってキーレスじゃないですか、だから全然気づかなくて。まあ、気づいた瞬間から恐怖ですよ(笑)。これも最近の車のエコな機能なんですけど、ブレーキを踏むとエンジンが止まるんです、地球にやさしいので(笑)。でも、今回は鍵が車の中にないので、一回でもブレーキを踏みこんで停めてしまうとエンジンが止まって、再びエンジンを掛けることができなくなってしまうんです。

それで慌ててNA空港で降ろした知人に連絡して、とにかく鍵を受け取らないとJFK空港まで辿り着けなないと思い、鍵を持った知人にNA空港近くに生えている木の下にレンタカーのキーを埋めてもらいました。そのキーを取りに行くために来た道を引き返したんですけど、渋滞だし信号は多いし、ブレーキは踏めないし、と過大なストレスをずっと感じていました(笑)。
赤信号でもギリギリ止まらないように数ミリずつ動いている状況を作ってエンジンをだましながら、なんとかNA空港の木の下までたどり着くことができました。

もちろん予約していた飛行機には乗り遅れましたが、運よくオーバーチャージなく乗り換えることができましたけど。海外に行くたび、このレベルの事件が起きるので、毎回楽しいです(笑)。

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-西森さんがイメージするショットとは?
まさに「レザージャケット」です。それこそロックミュージシャンとかパンクバンドとかが着ているのも見ていますし、カウンターカルチャーの世界を生きて来ているので、関わる人だったりも、もちろん着ていたし、目にすることが多いブランドですよね。

3213.jpg-ONESTARのコーディネートにマストなアイテムを教えてください。
バックラッシュの柄シャツを合わせました。デザイナーの片山さんとはプライベートでも親交がありまして。あとファッションのこだわりという訳ではないのですが、僕は自分の知り合いからしか服を買わないんですよ。飛びこみで知らないお店に入るなんてことは一切ないですね。知り合いが出したお店やブランドを買うことで、そのお店やブランドが少しでも盛り上がってくれればいいなという思いです。友達がブランドを始めたら絶対買いますね。こだわりというか、そこは意識的にですけど、潔癖とも言えるくらい守っていますね。

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-今後の展望などがあれば教えてください。
僕たちのメンズカット「バーバー」のスタイルって西海岸からの流れで、実際に日本に入ってきたのって最近なんですね。本当にそれこそバーバーの技術を独学で学んでいた10年くらい前に、カリフォルニアからツアーでやってきた有名なバーバーの職人の本場の技術をたまたま見ることができて、衝撃でしたけど、これだ!と確信しました。

そこから真剣にメンズカットに移行したのですが、当時は組合からバッシングの嵐でした、まあ刺青を入れている人がまだそんなにいませんでしたから。そういう経緯もあって、まだまだそういう文化や技術を学べる場所が少ないジャンルだからこそ、まずは自分がバーバーアカデミーを日本に建てて、世界に拡げていきたいと考えています。実際にアフリカなどに海外視察も行きましたが、まずは日本で実績を作ってからですね。

MR. BROTHERS CUT CLUBとしては、年内に福岡に出店を予定しています。かなり忙しいけど、自分がやりたくて進めていることだから最高に楽しいですよ!

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8.jpg東京、大阪、LAの店舗を運営しながら、カットの技術を広めるために精力的にセミナーに参加するなど、アメリカントラディショナルな世界観を発信し続けている「西森 友弥」さん。

エピソードトークの完成度が高く、アリゾナの砂漠に飛行機が不時着した話や、LAのダウンタウンで酔っぱらった状態でキックボードに乗って、間違ってゲトーエリアのスキッドロウに迷い込んでしまい襲われかけた話など、細かく書けない面白いエピソードばかりで、あっという間に取材時間が過ぎてしまった。仲間やバーバー業界の未来を考え、そのために何をすべきかを判断して速攻で実行する西森さんの、行動力の高さと懐の深さが感じられたインタビューだった。

9.jpg▼今回撮影させていただいたのはこちら!
【MR.BROTHERS CUT CLUB -中目黒店-】
東京都目黒区上目黒2-13-7 1F
TEL 03-5724-3308
営業時間 11:00-22:00(月~土) / 11:00-20:00(日)
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