【LEATHER'S JOURNEY】#2
"ONESTAR"が生まれる場所
The place where ONESTAR is born.
ONESTARはどこから来ているのか。
どう作られているのか。
革の違いにどんなものがあるのか。
そんな知られざる疑問を解決します!
The place where ONESTAR is born.
ONESTARは
どこから来ているのか。
どう作られているのか。
革の違いに
どんなものがあるのか。
そんな知られざる
疑問を解決します!
ショットで扱う革について説明しながら、意外と知られていないONESTARの生産背景をご紹介!
もちろん本国アメリカ・ニュージャージー州に構えるショット工場の貴重な写真をお見せしながら。
いざレザージャケットのプロフェッショナルへ。
1. ショットで扱う革の種類
ニューヨークで創業したSchottだが、自社工場は現在、隣接するニュージャージー州ユニオンという街にある。
ここでワンスターやピーコートをはじめとする多くのショットウエアが作られているのだ。
そんなショットで扱う革の種類には大きく分けて6つある。
① STEERHIDE LEATHER
ステアハイドとは、生後2年以上経った去勢済みの雄牛の革のことだ。
現在、出回っている多くの革ジャンに採用される「王道レザー」というべき革がステアハイド。
613USや618など、ショットでも多くのレザージャケットにステアハイドを使用している。
銀面(ツルッと光沢のある革の表面部分)が滑らかかつ丈夫で、厚みがあるのが特徴。
ワイルドなシボ感もあり、ライダースジャケットとの相性も抜群だ。
適度な張りとコシがあり、最初は若干硬いが、着用するほどに体に馴染んでいく。
まさに・革ジャンらしいエイジングを堪能することができる。
613US ONESTAR /
613UST ONESTAR /
618 /
603UST /
641 /
641XX etc...
① STEERHIDE LEATHER
ステアハイドとは、生後2年以上経った去勢済みの雄牛の革のことだ。
現在、出回っている多くの革ジャンに採用される「王道レザー」というべき革がステアハイド。
613USや618など、ショットでも多くのレザージャケットにステアハイドを使用している。
銀面(ツルッと光沢のある革の表面部分)が滑らかかつ丈夫で、厚みがあるのが特徴。
ワイルドなシボ感もあり、ライダースジャケットとの相性も抜群だ。
適度な張りとコシがあり、最初は若干硬いが、着用するほどに体に馴染んでいく。
まさに・革ジャンらしいエイジングを堪能することができる。
613US ONESTAR /
613UST ONESTAR /
618 /
603UST /
641 /
641XX etc...
② NEW NAKED COW LEATHER
カウレザーとは、生後2年以上で出産経験のある雌牛の革のこと。
牛革ならではの厚みを持ちながら、柔らカかくストレスレスな着心地を実現したショット渾身のレザーだ。
本来であれば肉厚で硬めの風合いの革種だが、油脂分を多く含ませ、
ドラムと呼ばれる回転槽に入れて回し、繊維をほぐすことでしなやかな質感を実現した。
そのためシボ感もより強めで、特有の風合いを楽しめる。
革の表情も、オイル分を多く含んでいるためにマットな風合いだが着込んで革表面が擦れていくうちに艶感が増してく。
516UST ONESTAR /
503HDT HOODED ONESTAR /
528US /
541XX /
632US etc...
② NEW NAKED COW LEATHER
カウレザーとは、生後2年以上で出産経験のある雌牛の革のこと。
牛革ならではの厚みを持ちながら、柔らカかくストレスレスな着心地を実現したショット渾身のレザーだ。
本来であれば肉厚で硬めの風合いの革種だが、油脂分を多く含ませ、
ドラムと呼ばれる回転槽に入れて回し、繊維をほぐすことでしなやかな質感を実現した。
そのためシボ感もより強めで、特有の風合いを楽しめる。
革の表情も、オイル分を多く含んでいるためにマットな風合いだが着込んで革表面が擦れていくうちに艶感が増してく。
516UST ONESTAR /
503HDT HOODED ONESTAR /
528US /
541XX /
632US etc...
③ HORSEHIDE LEATHER
ホースハイドは名の通り馬革のことだ。牛や馬など大型の動物の革を「ハイド」、小型動物の革を「スキン」と呼ぶ。
1930~1940年代のモーターサイクルジャケットやフライトジャケットによく使われていた歴史のある革だ。
柔軟性に優れ、薄いため加工しやすいという特徴がある。牛革に比べると強度は若干劣るものの、 薄さのわり非常に高い強度を誇り、着用感も軽く、着やすい。
着込むほどに美しい光沢感が出現し、色気のあるエイジングが楽しめるため、革愛好家の中でも根強い人気を誇っている。
ステアハイドとは一味違うエイジングと着用感を、是非Schottのレザージャケットで体感してみてほしい。
613UHT ONESTAR /
641XXH etc...
③ HORSEHIDE LEATHER
ホースハイドは名の通り馬革のことだ。牛や馬など大型の動物の革を「ハイド」、小型動物の革を「スキン」と呼ぶ。
1930~1940年代のモーターサイクルジャケットやフライトジャケットによく使われていた歴史のある革だ。
柔軟性に優れ、薄いため加工しやすいという特徴がある。牛革に比べると強度は若干劣るものの、 薄さのわり非常に高い強度を誇り、着用感も軽く、着やすい。
着込むほどに美しい光沢感が出現し、色気のあるエイジングが楽しめるため、革愛好家の中でも根強い人気を誇っている。
ステアハイドとは一味違うエイジングと着用感を、是非Schottのレザージャケットで体感してみてほしい。
613UHT ONESTAR /
641XXH etc...
④ SHEEPSKIN LEATHER
シープスキンは羊革のことで、薄くしなやかな質感と独特のシボがあるのが特徴。
他のレザーと比べて繊維の絡みが緩めで、引っ張り強度などはやや劣るが、中に空気を含むため、牛革や馬革に比べて暖かい。
しっとりと柔らかい感触で着用感も軽く、動きやすいので、
女性やレザージャケットが初めてという人にも人気が高い。
ONESTARシリーズでは、217USが茶芯(一度茶で染めた後に黒く染める)仕様のシープスキンを採用しており、高い人気を誇っている。
ちなみにシープスキンの毛を残した状態をムートンと呼ぶ。
217US ONESTAR /
SHEEP LEATHER TRACKER JACKET /
SHEEP COACH JACKET etc...
④ SHEEPSKIN LEATHER
シープスキンは羊革のことで、薄くしなやかな質感と独特のシボがあるのが特徴。
他のレザーと比べて繊維の絡みが緩めで、引っ張り強度などはやや劣るが、中に空気を含むため、牛革や馬革に比べて暖かい。
しっとりと柔らかい感触で着用感も軽く、動きやすいので、
女性やレザージャケットが初めてという人にも人気が高い。
ONESTARシリーズでは、217USが茶芯(一度茶で染めた後に黒く染める)仕様のシープスキンを採用しており、高い人気を誇っている。
ちなみにシープスキンの毛を残した状態をムートンと呼ぶ。
217US ONESTAR /
SHEEP LEATHER TRACKER JACKET /
SHEEP COACH JACKET etc...
⑤ JAPAN HORSEHIDE LEATHER
本国で生産以外にも実は、日本のタンナーでなめした馬革を採用したスペシャルモデルも用意している。
ONESTARシリーズでは613SJHがそれにあたる。SJHとはSpecial Japan Horseの意味で、レザーファンから熱い視線を注がれている。
通常のホースハイドモデルと比べて若千マットな印象を受けるが、革表面には"トラ"や"チスジ(血筋)"と呼ばれる特有の皺が見られ、
革本来の風合いが堪能できる。
しっかりとした張りがあり、最初は動きづらく感じるかもしれないが、
着込むうちにしなやかさが増し、次第に体に馴染んでくる。
613SJH ONESTAR /
641XJH etc...
⑤ JAPAN HORSEHIDE LEATHER
本国で生産以外にも実は、日本のタンナーでなめした馬革を採用したスペシャルモデルも用意している。
ONESTARシリーズでは613SJHがそれにあたる。SJHとはSpecial Japan Horseの意味で、レザーファンから熱い視線を注がれている。
通常のホースハイドモデルと比べて若千マットな印象を受けるが、革表面には"トラ"や"チスジ(血筋)"と呼ばれる特有の皺が見られ、
革本来の風合いが堪能できる。
しっかりとした張りがあり、最初は動きづらく感じるかもしれないが、
着込むうちにしなやかさが増し、次第に体に馴染んでくる。
613SJH ONESTAR /
641XJH etc...
⑥ LAMBSKIN LEATHER
生後1年以内の子羊の革を「ラムスキン」と呼ぶ。柔らかく、薄くて軽いという特徴を持ち、
シープスキン同様繊維の絡みが緩めで強度的にはやや劣るが、着やすさという点ではまさに一級品。
革が薄くしなやかで、ポディラインにピッタリと吸い付くように沿うため、
ウィメンズのレザージャケットに採用されることも多い。
キメが細かいために、牛革のような荒々しい質感は期待できないが、スムースな美しさはラムスキンならでは。
218W WOMENS ONESTAR /
228US /
LAMB LEATHER COVERALL JACKET etc...
⑥ LAMBSKIN LEATHER
生後1年以内の子羊の革を「ラムスキン」と呼ぶ。柔らかく、薄くて軽いという特徴を持ち、
シープスキン同様繊維の絡みが緩めで強度的にはやや劣るが、着やすさという点ではまさに一級品。
革が薄くしなやかで、ポディラインにピッタリと吸い付くように沿うため、
ウィメンズのレザージャケットに採用されることも多い。
キメが細かいために、牛革のような荒々しい質感は期待できないが、スムースな美しさはラムスキンならでは。
218W WOMENS ONESTAR /
228US /
LAMB LEATHER COVERALL JACKET etc...
2. ONESTARができるまで
ここからはONESTARが生まれる過程をご紹介。
広大なスペースを持つ、ショットファクトリー。約110人が働き、中には親子三代に渡り働いている人もいる。
歴史ある、熟練の職人たちの手仕事で生み出されるSchottワンスター、その工程を追った。
1. カラーマッチング
ここは「レザーマッチングエリア」と呼ばれる場所。
例えば黒いステアハイドでも、個体によって微妙に色や風合いに違いがあるため、ここでその個体差を見極め、色やシボ感などを合わせていく。
長年の経験を持つ熟練の革職人が、各ジャケットのすべての部分が色、革目、質感が一致するよう選定している。
生まれる革ジャンの全てが決まるため、革を裁断する前から、細心の注意が払われる。
2. パターンカット
革からパーツを裁断していく。失敗できない重要な工程である。
レザーと裏地などの生地は、品質の一貫性を確保するために、専門的に作られたパターン(型紙)を使用してカットされる。
生地は紙のパターンを重ねてカットできるが、原皮は重いプラスチックのパターンを使用してカットされる。
革のカッティングは、長年の経験を持つ、高度な訓練を受けた職人が、カミソリの刃のみで一度に一つずつ行う。
職人は、革の各領域の特徴を覚えているため、ジャケットになった時の動きなどを考慮に入れ、続維の方向などを見極めながら裁断していく。
3. 細かいパーツの作成
ポケット、肩章、フラップなどの細かいパーツは、クッキーの抜き型のようなもの型で切り取られる。
もちろん、より工業的な型を使用するので、どんな商品でも細かいパーツの品質に差は生まれない。
本体の身頃にポケット用の切り込みを入れていく。
写真のマシシは一度に6枚まで革をセットでき、一気にカットしていく。
慎重な作業だが、熟練の職人たちは丁寧に素早くこなす。
4. パーツの組み合わせ
首元に来る織ネームなどの裏地のディテールを完成させた後、裏返した状態で表地の革と縫製する。
実は革ジャンは表地の革部分と裏地のファブリックを独立して作る。
縫い合わせ部分が表に出さないようにするため、後から表と裏を組み合わせていく。
裏返したまま両面を縫い合わせ後、袖やウエストにある小さな穴を通してジャケットを表に返す。
とても力の要る作業で、襟や裾の端などは補助の棒などを使い、綺麗に表に返していく。
5. ステッチ入れとディテール足し
ここからステッチ入れや、ジッパー、フラップの取り付けなどを行う。
写真は身頃に付くポケットの玉縁を縫製する工程である。
玉縁とはポケット用に別途裁断した革でポケットの切り口を細く縁どる処理のことである。
写真は工場に現存するも最も古い100年くらい前のミシン。
ベルトループを作るためのもので、ベルトループの端を縫いながら、革の余剰分を同時にカットしていくというすぐれものである。
6. 金属パーツの取り付け
レザーを引き立てる各種金具は重要な要素。
ボタン、スタースタッズ、ハトメなどがここに組み合わされる。
ミリタリーの階級章から着想を得たスタースタッズは、ワンスターの名を世に知らしめた立役者だ。
スタースタッズの打ち機は、約70年間使っている。
星型にくぼんだ部分にスタッズをセットし、一気にエポレットに打ち込んでいく。
ちなみにエポレットにスターを打つ位置は職人の目分量なので、多少のズレもある。
7. 検査
スタースタッズを入れて終わりではない!
革ジャンにとって最も重要なステップは最終検査。
ショット独自の基準を満たしていれば、タグが付けられ、個別に番号が付き、お客様にお届けする準備が整う。
本国の倉庫で短期間保管した後、世界中の店舗に運ばれていくのだ。
ONESTARがなぜ一生モノのレザーなのか。それは革の匠が手間暇かけて丹念に作っているからだ。
ONESTARが完成するまでの過程、ショットの革の魅力を知ったところで、ぜひ実際に店頭で手に取り見ていただきたい。
きっとあなただけの特別なライダースジャケットを見つけられるはず。