2022/04/15
Schott(ショット)の代名詞と言っても過言ではない「ONESTAR RIDERS (ワンスター ライダース)」。
このアイコンジャケットを着用した様々な業界で活躍するONESTAR MAN&WOMANに、スペシャルインタビューを敢行した。
第1回目のゲストは、ブラジルの「ファベーラ」やルーマニアの「マンホールタウン」、また日本の裏社会関係者への取材を行い、どんなに危険な状況であっても、得られる情報があればどこにでも取材に行ってしまうジャーナリストの「丸山ゴンザレス」さん。世界を旅する「丸山ゴンザレス」がONESTAR RIDERSを身に纏い、インタビューに応じてくれた。
-ゴンザレスさんがイメージするショットとは?
「アメリカ」ですね。ショットってレザージャケットの代名詞じゃないですか。しかも100年以上の歴史を持つ。いまだにアメリカで生産しているレザージャケットからは、間違いなくアメリカを感じますよね。仕事柄、取材でいろんな国を旅していますが、やっぱりアメリカが好きなんです。地元が仙台なんですけど、高校生の頃に先輩や大人たちがショットのレザージャケットを着ているのを見て、「いつかは俺も・・・」、と憧れていました。初めて買ったショットレザージャケットは古着でした。海外を旅するようになって、古着屋を見かけるとショットを探していましたからね。
-どんなシーンでレザージャケットを着用しますか?
北米を車で旅しているときに着ていましたね。車から降りるときにショットのレザーをさりげなく羽織る、これだけでもアメリカを旅してる!って実感できるんですよ。
細かいけど、アメリカを車で移動していてガソリンスタンドに入るときに、自分でガスを入れるのって、なんかアメリカっぽいじゃないですか(笑)。目の前には永遠に続くんじゃないかっていう一本道、その傍らに存在する乾いたガソリンスタンド。そんなシチュエーションでレザーを着ることができたら、それこそ子供の頃から映画で観てきた、ザ・アメリカだ!と思っちゃいますよね。そんな感じでオレゴンを旅しているときにガソリンスタンドに入ったら、店員さんがめっちゃ丁寧に接客して給油してくれたんです。どうやらオレゴン州はアメリカでも珍しいセルフじゃないガソリンスタンドシステムが根付いていたようなんです。やられました(笑)。
-ONESTARコーディネートにマストなアイテムを教えてください。
自分の中でショットのレザージャケットって一張羅なんです。
でも一般的な、ここぞというときに着るとか勝負のときに着るタイプではなく、「日常生活の普段着」の最上級なんですね。海外、特に危険な地域に行くときは、東京でしている普段の格好で行くんですけど、ここで気負ってオシャレっていうか普段しないような恰好で行くと観光客(外国人)って一発でバレます。そうするとぼったくられたり、変な詐欺師が寄ってきたり、ろくなことがない。そんなわけでファッションでは、地元感をできるだけ出したい。
なんならショットのレザージャケットを羽織りたいわけです。外国人観光客が着てるなんて思わないでしょ。そこで着合わせのマストアイテムは白Tシャツです。ショットのレザージャケットのような伝統のあるアイテムにはシンプルなアイテムを組み合わせたくなる魔力がありますよね。他に時計のG-SHOCKとベースボールキャップはマストですね。これらが重なることで東京普段着一張羅コーディネートが完成する感じです。余裕があればRED WINGもいいかなと思いますが、旅する場所の気候にもよりますね。
-最後に、ゴンザレスさんにとって一番インパクトの強かった国はどこでしたか?
多南アフリカですね。ヨハネスブルグ。毎回行くたびに、もう2度と行きたくないって思うんだけど、現地の友人から新しい情報があるよ、と連絡が来たりすると、結局は好奇心に勝てなくて飛んで行ってしまう。危険な国って、帰りの空港に着いたら安心するんですけど、南アフリカは飛行機が日本の空港に着くまで安心できない、すごい緊張感です。そこがたまらなくはあるんですが、落ち着いて考えると、やっぱりアメリカっていいなーって再認識できるんですよね(笑)。
インタビューを行った日が台風直撃という最悪のコンディションだったが、台風の暴風雨などは気にもせず、穏やかな微笑とともに待ち合わせ場所に現れた丸山ゴンザレスさん。
危険な地域で過激な取材をし続ける、その狂気ともいえるマインドからは想像できない、ついつい惹き込まれてしまう軽妙な語り口と、取材が終わって店を後にするその背中は、幾度も死線を潜り抜けてきた男の大きさを感じずにはいられなかった。
今回、丸山ゴンザレスさんに着用していただいた革ジャンはこちら!
613UST ONESTAR TALL/ワンスタートール
No.7164
COLOR:BLACK