2025/04/11
創業111周年を迎えたSchottを代表する革ジャン「ONESTAR」。
1950年代の販売当初から変わることのない普遍的なデザインは、現代でも多くの愛好家により支持されている。
そんな「ONESTAR」を愛してやまない各業界のワンスターラバーズ"ONESTAR'S"にインタビューを敢行。
今回の"ONESTAR'S"はラッパーであり俳優の「般若」さん。
ラッパーとしての名声やスキルは言うまでもないが、役者としてのキャリアも10年を超え、
今年の1月に放送がスタートした「警視庁麻薬取締役MOGURA」が、3月からNetflixでの世界配信が決まるなど、ラッパーとしても役者としても大活躍中の般若さん。
地元である世田谷区駒沢公園で取材を敢行していると近所の小学生が気づき「般若さんですか?一緒に写真撮ってもいいですか?」という急なお願いにも快く対応していた般若さん。
普段のバトルからは想像できないくらい温かく穏やかで、ちょっとシャイな「漢 」に色々とお話を伺った。
もちろんONESTARを纏って。
▶ONESTARの一覧はこちらから
-般若さんがイメージするSchottとは?
般若:漢(おとこ)って感じですよねー。
中学生くらいからブランドは知っていて、30歳になるタイミングでショットのCLASSIC RACER JACKETを買いました。
そのジャケットはいまだに着てますね。
今日着ているONESTARも2年くらい着用しているのですが、かなりの頻度で着ているので結構アジが出てきました。
マジで着てます、冬でも着てました(笑)。
レザーはショットしか持ってないです。
-アメリカにまつわるエピソードなどありますか?
般若:15年くらい前にニューヨークに行ったのが最後ですかね。
グアムやハワイも行きましたが、ニューヨークはみんなお洒落なイメージでした。
あとはとにかく色々なものがデカいという印象です。
ニューヨークは仕事で行ったのですが、NY在住のMUNARIっていう同じ年のDJがいて、急に「KOOL G RAP」と曲をやってくれって言われて、ウソでしょ、ってなったんですけど本当にPV撮るためにNYに飛んで、撮影して。
「KOOL G RAP」に会えました、本物でした(笑)。
あとは20年くらい前に「DJ HONDA」さんがNYにいた頃に、1回すごくお世話になりました。
修行みたいな感じでしたけど。
「EPMD」のパリッシュ(Parrish Smith)がレコーディングしていて、そのまま流れでLIVEのステージに上げられたりしました。
え、ここに立ってていいの?みたいな。
まだ23、24歳の頃ですね、すごく記憶に残ってて、いい経験だったと思います。
般若:怖い目にあったことは殆どなくて、電車を乗り間違えてクイーンズ地区に降り立ってしまったときは、怖かったですね。
GHETTO(貧民街やスラム街)に迷い込んでしまったようで、メチャクチャ見られるし、ちょうど「50cent」がファーストアルバムを出したくらいの時期で、町のいたるところに50centのアルバムポスターが張りまくられてた記憶があります。
襲われたりしたわけではないのですが、明らかに空気が違って怖いなと感じました。
-般若さんの愛車について教えてください。
般若:今日乗ってきた「MATE」ですね。
MATEが発売された4~5年前から乗ってます。
バッテリーも問題ないですし、他に大きな故障もないのですごく便利で重宝しています。
カスタムもほぼしておらず、この泥除けだけは後付けしました。
結構スピードが出るので、そのままノーマルで乗っています。
22、23歳の頃はフュージョン(ビッグスクーター)に乗っていましたけど、後ろから追突される事故にあってから乗るのをやめました。
その事故がツアーの2日前で、絶対に腰の骨が折れてるわ、っていうくらい痛かったんですけど、結果は大丈夫でした。
でも、それから1年くらいトラウマで、後ろを気にするようになっていましたね。
それ以来バイクには乗っていません。
車は子供が生まれてから乗り始めたので、遅いですよね。
東京だと車いらないじゃないですか、電車でどこへでも行けるし。
いまだに電車も乗りますよ。
なんだかんだで電車が一番早いですから。渋滞もないし、時間も読めるので。
ちなみに普段ジムとか行く時はMATEでの移動なんですけど、寒い時期だとトレーニングウェアに目出し帽かぶって、大きいリュックを背負ってるんです。
その格好で飲食店に入ると結構な確率でUberのピックアップと間違われますね(笑)。
このMATE、実は乗り始めて2週間くらいで一度盗難にあっていて、三軒茶屋の床屋で髪切ってるときに、停めておいた10分くらいで盗まれました。
ちゃんと鍵もかけていたんですが、この一瞬で5ケタのロック番号を解読して持っていかれたんです。
床屋から出てきて、アレ?ない?まじ?になったけど、見つけないといけないので、あまり使いたくはなかったですが、SNSを駆使して情報を拡散させました。
そのあと3時間くらいスマホを触れない状況で、3時間後にスマホを見たら、とんでもない着信数と信じられないくらい大量のDMが入っていて、さらにYAHOOニュースにも載って、もう俺の範疇を超えたって思って(笑)。
結局、盗んだ奴が情報拡散にビビッて、三茶の旧ピカソとUFJ銀行の間に置いて逃げたようで、無事保護されて戻ってきました。
奇跡のMATEです。
-アーティストまたは俳優としてのこだわりなどあれば教えてください。
般若:こだわりありそうでこだわり全くないんですよね(笑)。
こだわり過ぎちゃうと進まなくなってしまうこともあるので、作り方とか曲によりけりだったりもしますが。
こだわりなのか分かりませんが、いまだに歌詞はノートに書いてますね。
そのノートは大量にありますが、死ぬ前に全部燃やします、だって恥ずかしいじゃないですか。
俳優業に関してはもう10年やっているので否定はできないですよね。
まあ、まだ馬鹿にしている奴はいるかもしれないですけど、なんたってNetflixで1日で1位取ってますからね(笑)。
このニュースは5年くらい引っ張ろうと思ってます(笑)。
ありがたいことにオファーもいただけて、生意気にも時期によってはお断りしないといけない状況にもなってきているので、またいい作品と出会えたら嬉しいですね。
-ワンスターまたはレザージャケットが着たいと思う瞬間があれば教えてください。
般若:地方に行く時に着ている率が高いです。
ライブでも着ますし。
途中重くなるので最後まで着続けていることはないですが、結構着てますね
-ONESTARコーディネートにマストなアイテムを教えてください。
般若:ありそうでないんですよ。
僕がすごい気分屋なので、マーチンを履いている日もあればコンバースを履いてる日もあり。
今日みたいな割としっかり着こんでいることもあまりなくて、スウェット上下の日も多いし。
でも、ONESTARはどんなアイテムとかコーディネートにも合わせられるというか。
ONESTARさえ着ていればコーデが締まる、という感じですかね。
-般若さんの趣味、ライフスタイルについて教えてください。
般若:子供のころから変わらない趣味は漫画を読むことで、「ジョジョの奇妙な冒険」が一番ですね。
ジョジョの中でも日によって順位が変わるんですけど、1位はやっぱり第5部の「黄金の風」編ですかね、名言の数が段違いに多いので。
嫁からは漫画の制限をさせられてますが、ジョジョだけは死守しています。
ちなみに今、息子の友達のママに第4部全冊貸し出してます(笑)。
ある種の布教活動ですね。
「ハンターハンター」は気長に待つしかなくて、ナンバー1キャバ嬢と一緒、という説をずっと唱えてます(笑)。
4年に1回連載されるかされないかの話ですよ、その間にずっと考察させられて(笑)。
最近は内容が下手な小説より難しくなってますし。
あとから連載が始まった「鬼滅の刃」「呪術廻戦」が先に終わりましたからね(笑)。
そういえば昨日30分だけ時間があったので漫画喫茶に行ったんですけど、あ、僕は漫画喫茶は平等な空間だと思っていますんで(笑)。
それで「ジャンク・ランク・ファミリー」の続きを読んだんですけど、いま面白いんですよ!
あと「ファブル」の最終章が始まったことに対して、一人でずっと考察してます(笑)。
基本ヲタなんで。
あとは40過ぎてから始めた趣味が釣りですね。海釣専門で船にも乗るし陸でも釣ります。
基本は食べるための釣りで、釣りの時だけ家族が一致団結するんですよね(笑)。
嫁がもともと釣りをしていたこともあって、それがきっかけだったんですけど。
最近で言うと48センチのアジを釣りました。
大きすぎて25年船長やってる方が、このサイズは初めて見たと言ってました。
かかった瞬間はそこまでアタリも大きくなかったんですけど、巻きあげてる途中で急に重くなって、釣り上げた瞬間はビビりました。
美味しかったですねー、アジって大きくなると美味しくないって噂があるじゃないですか。
この巨大アジは美味しかった。
-今後の展望などあれば教えてください。
般若:有言実行なタイプじゃないんで、あまり大きなことは言わないんですよ。
黙って進めてるタイプなんです。
適当にやることも大事だと思っているので、みんな死なないくらいで頑張ろうぜ!的なマインドです。
平常運転でいつの間にか成し遂げていた、くらいの感じで見ていてくれればと思います。